
動画制作の見積もりを取ると、会社によって金額が大きく違うことがあります。同じ「会社紹介動画」でも、この差が生まれるのはなぜか。
この記事では、動画の費用を決めている要素を分解して説明します。金額そのものは書きません。理由は最後に書きます。
はじめて動画制作を外部に依頼する方を想定しています。
費用が比較しにくいのは、「動画」という言葉が指す範囲が広すぎるからです。
たとえば、次のどれも「会社紹介動画」と呼ばれます。
必要な作業量が数倍違うため、金額も当然変わります。まず自社に必要なのがどれなのかを決めるほうが、相場を調べるより早いです。
いちばん大きく効く要素です。
手元の写真や既存の映像だけで作れるなら、撮影に関わる費用は発生しません。撮影が必要なら、日数分の人件費と機材費が加わります。
半日で収まるか、丸一日か、複数日に分かれるか。複数の現場を回る場合は移動時間も作業時間に入ります。
長いほど作業量は増えますが、単純な比例ではありません。1分の動画が2分になっても、費用が倍になるわけではないためです。
むしろ注意したいのは逆で、短い動画のほうが難しい場合があるということです。伝えたいことが多いのに30秒に収める場合、構成に時間がかかります。
「何を撮るか」が決まっているかどうかで変わります。
構成が決まっていて、そのとおり撮って編集するだけなら費用は抑えられます。「何を伝えるべきかから一緒に考えてほしい」となると、企画と構成の工程が入ります。
ここは省略しないほうがいい部分です。目的が曖昧なまま作った動画は、完成しても使いどころがありません。
社員の方に出ていただくのか、キャストを起用するのか。キャストを立てれば、出演料と手配の費用がかかります。
会社紹介や採用向けであれば、実際に働いている人が出るほうが伝わることがほとんどです。演技が上手である必要はありません。
ナレーションを入れるなら、原稿の作成と収録が加わります。音楽は、権利処理された素材を使うか、オリジナルで制作するかで変わります。
字幕は、SNSで使う場合はほぼ必須です。音を出さずに見る人が多いためです。
屋外の施設や工事現場では効果的です。ただし、飛行できる場所かどうかの確認と、天候による日程調整が必要になります。
弊社では撮影機材もドローンも自社で持っているため、外部の撮影会社への発注が発生しません。そのぶん日程を動かしやすくなります。
見落とされやすい項目です。初稿を見てから「ここを直したい」は必ず発生します。
修正が何回まで含まれているか、それを超えた場合どうなるかを、契約前に確認してください。
撮影した映像や写真を、動画以外の用途に使えるかどうかです。ホームページに載せたい、SNSで使いたい、という場面は後から出てきます。
同じ動画でも、YouTube用、Instagram用、展示会のモニター用では、縦横比や長さが変わります。何パターン含まれるかを確認してください。
動画のデータは容量が大きくなります。どう受け取るのか、元データも保管してもらえるのかを確認しておくと、後で困りません。
最も多い失敗です。「動画があったほうがいいと聞いたから」で作ると、完成後に使いどころが見つかりません。
先に決めるべきは、この動画を誰がどこで見るのかです。展示会で流すのか、採用サイトに載せるのか、SNSで配信するのか。これによって作るものは変わります。
3分の動画に会社の全てを詰め込もうとすると、結果として何も残りません。
動画で伝えられることは、多くありません。 ひとつのことが伝われば十分だと考えるほうが、結果的に良いものになります。
撮影日は決まっているのに、出演者への説明ができていない、現場の片付けが済んでいない、必要な許可が取れていない。
撮影は時間が限られています。準備不足はそのまま品質に出ます。
いきなり大きな予算を投じる必要はありません。
SNS向けの短い動画を1本作ってみて、反応を見てから次を考える。この進め方は現実的です。実際に作ってみると、社内で「次はこういうものが撮りたい」という具体的な話が出てくることが多くあります。
弊社は、金額をお客さまとの打ち合わせのなかで決めています。撮影日数、出演者、尺、用途。これらが分からない段階で提示できる金額は、実際のお見積もりとかけ離れたものになるためです。
そのうえで、見当がつかないと相談しづらいというのももっともだと思っています。いくつかの質問に答えると概算が出るページを用意しました。実際のお見積もりではありませんが、規模感の目安にはなります。
撮影機材もドローンも自社で保有しています。企画・構成のご相談だけでも承ります。
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