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東北の企業がSNS運用代行に依頼する前に決めておくこと

SNS運用代行に依頼する前に決めておく5つのこと

SNS運用を外部に依頼しようと考えたとき、多くの会社がいきなり見積もりを取りに行きます。しかし依頼する前に自社で決めておくべきことがあり、ここが曖昧なまま契約すると、ほぼ確実にうまくいきません。

この記事では、契約前に決めておきたい5つのことと、依頼先を選ぶときの見極め方をまとめます。東北の中小企業を想定しています。

なぜ「とりあえず頼む」がうまくいかないのか

SNS運用代行は、ホームページ制作と違って完成がありません。 毎月投稿し続ける契約です。

ホームページなら「こういうサイトを作ってください」と発注すれば、完成したものが納品されます。しかしSNSには納品物がありません。あるのは、毎月積み上がっていく投稿だけです。

そのため、何を目指しているかが共有されていないと、投稿は出ているのに誰も成果を判断できないという状態になります。半年後に「結局これは意味があったのか」と言い出して終わる。これがいちばん多い失敗です。

依頼する前に決めておく5つのこと

1. 何のためにやるのか

いちばん大事で、いちばん飛ばされがちな項目です。

SNSでできることは複数あり、それぞれ投稿の中身がまったく変わります。

目的投稿の中身
採用したい働く人の様子、仕事の中身、社内の雰囲気
商品を売りたい商品の使い方、活用例、お客さまの声
会社を知ってもらいたい事業内容、実績、代表の考え
既存顧客との関係を保ちたいお知らせ、季節の話題、現場の進捗

採用が目的なのに商品紹介ばかり投稿している、という食い違いは実際によく起きます。ここを最初に決めるだけで、成果はまったく変わります。

ひとつに絞れないなら、優先順位をつけてください。「まずは採用、余力があれば認知」でも構いません。

2. 誰に届けたいのか

目的が決まったら、次は相手です。

採用が目的なら、新卒なのか中途なのか。地元の人なのか、Uターンを考えている人なのか。それによって使う媒体も、書き方も変わります。

「20代から60代まで幅広く」は、実質的に誰も指していないのと同じです。いちばん来てほしい人を一人思い浮かべられるかどうかが目安になります。

3. どこまで自社でやるのか

これは費用に直結します。

  • 写真や動画の素材を、自社で用意できるか
  • 現場の撮影に、社員が協力できるか
  • 投稿内容の確認に、どのくらい時間を割けるか
  • コメントやDMへの返信は、どちらがやるか

すべて任せることもできますが、その分だけ費用は上がります。逆に素材を自社で用意できるなら、費用は抑えられます。

注意したいのは、「協力できます」と言ったのに実際には動けないというパターンです。現場が忙しくて撮影に付き合えない、確認が返ってこない。これが起きると運用は止まります。現実的に何ができるかを、正直に見積もってください。

4. 社内の誰が窓口になるのか

運用代行では、月に何度かやり取りが発生します。投稿案の確認、素材の受け渡し、方向性の相談。

この窓口が決まっていないと、確認が滞って投稿が遅れます。決裁できる人か、決裁者にすぐ聞ける人を立ててください。

5. どのくらいの期間続けるのか

SNSは、始めてすぐに成果が出るものではありません。アカウントが認識され、投稿の型が固まり、反応が読めるようになるまでに時間がかかります。

1〜2ヶ月でやめてしまうと、良し悪しの判断がつく数字すら集まりません。最低でも半年は続ける前提で予算を組んでください。

逆に言えば、半年分の予算が確保できないのであれば、今は始めるタイミングではないかもしれません。

依頼先を選ぶときに聞くべきこと

見積もりを取るとき、金額以外に確認しておきたい項目です。

投稿の企画は誰がやるのか

「投稿代行」と書かれていても、実態は幅があります。企画から考えてくれるのか、こちらが決めた内容を投稿するだけなのか。

後者の場合、結局は自社で考える必要があり、外注した意味が薄くなります。

数字をどう報告してくれるのか

月次のレポートがあるか。何の数字を見て、次にどう活かすのか。

「フォロワーが増えました」だけの報告では、目的に近づいているかどうかが分かりません。目的に対応する数字を見てくれるかが判断材料になります。

途中で方向を変えられるか

3ヶ月やってみて反応が薄ければ、方針を変える必要があります。そのとき柔軟に対応してくれるか、契約内容に縛られて動けないかは、大きな差です。

撮影に来てもらえるか

東北で運用を依頼する場合、これは実務的に重要です。素材の撮影が必要なとき、遠方の会社だと交通費と日程調整が毎回発生します。

「自社でやる」という選択肢

外注が唯一の答えではありません。

社内に発信できる人がいて、時間も取れるなら、自社でやるほうが早いことがあります。現場をいちばん知っているのは社内の人だからです。

その場合でも、最初の設計だけ外部に頼むという進め方があります。誰に何を届けるかを決め、投稿の型を作り、運用のルールを整えるところまでを依頼して、その後は自社で回す。この形なら費用は限定的です。

弊社でも、運用代行とは別に、内製化を目指す会社向けの支援を行っています。

東北で依頼する場合に考えたいこと

SNS運用はオンラインで完結できるため、東京の会社に依頼することもできます。そのうえで、地域の会社に頼む意味があるとすれば次の2点です。

ひとつは、撮影に来られること。 現場の写真や動画は、SNSでいちばん反応が出る素材です。撮影のたびに交通費と日程調整が必要な距離だと、これが機会損失になります。

もうひとつは、地域の文脈が分かること。 採用が目的の場合、地元の人が何を気にするかは、その地域にいないと分かりにくい部分があります。

弊社は大船渡市を拠点に、三陸沿岸を中心にお伺いしています。

まとめ

依頼前に決めておくことは、この5つです。

  • 何のためにやるのか
  • 誰に届けたいのか
  • どこまで自社でやるのか
  • 社内の窓口は誰か
  • どのくらいの期間続けるのか

すべて完璧に決まっていなくても構いません。決まっていないことが分かっているだけでも、話はかなり進みます。

「まだ何も決まっていないが、SNSを始めたほうがいいのかを相談したい」という段階でのご相談も歓迎しています。

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