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採用動画で応募が増えない理由と、伝わる動画のつくり方

採用動画で応募が増えない理由と伝わる動画のつくり方

採用動画を作る会社が増えています。しかし、作ったものの応募が増えないという話も同じくらい聞きます。

原因はほぼ共通しています。求職者が知りたいことと、会社が伝えたいことがずれているのです。

この記事では、そのずれがどこで起きるのかと、伝わる採用動画をつくるための考え方を整理します。

求職者が本当に知りたいこと

採用動画を作るとき、会社側が入れたくなるのは次のような内容です。

  • 会社の沿革と規模
  • 事業内容の説明
  • 代表のあいさつ
  • 経営理念

一方、求職者が知りたいのは主にこちらです。

  • どんな人と働くことになるのか
  • 一日の仕事はどう進むのか
  • 未経験でもやっていけるのか
  • 職場の雰囲気はどうか
  • 入った人はどう成長しているのか

重なりがほとんどありません。 ここが、応募につながらない最大の理由です。

会社の沿革や理念が不要というわけではありません。ただ、それは応募を決めた後に読まれる情報であって、応募を迷っている段階で効く情報ではない、ということです。

動画がテキストより強いところ

募集要項に書けることは、動画にする必要がありません。給与、休日、勤務地。これらは文字で読んだほうが早く正確です。

動画が強いのは、文字にしづらいものです。

文字で伝わるもの動画のほうが伝わるもの
給与・休日・勤務地職場の空気感
事業内容人の話し方、表情
募集要項作業のスピード感、音、規模
応募方法人と人の距離感

職場の雰囲気は、いくら「風通しがよい職場です」と書いても伝わりません。しかし、休憩中に交わされている会話が10秒映るだけで、かなりの部分が伝わります。

動画は、書けないものを伝えるために使ってください。

出演者の選び方

採用動画で出てもらうべきなのは、経営層ではなく現場で働いている人です。

とくに効くのは次の3種類です。

入社1〜3年目の人

求職者にとって、最も近い立場です。「自分もこうなるのか」が想像しやすくなります。

不安だったこと、実際に入ってどうだったか。うまく話せなくて構いません。 つっかえながら話す映像のほうが、練習された言葉より信用されます。

未経験から入った人

業界未経験者を採りたいなら、これは必須です。何も分からない状態からどう覚えていったのかが、そのまま安心材料になります。

教える立場の人

先輩や上司にあたる人です。求職者が知りたいのは「どんな人に教わるのか」であり、これは上司側から見た話し方で伝わります。

よくある失敗

良いところしか映さない

完璧に整った職場、笑顔だけの社員、順風満帆な話。求職者はこれを信じません。

むしろ「大変なこともある」と正直に言ったうえで、それでも続けている理由が語られるほうが、はるかに信用されます。

入社後のギャップは早期離職の原因になります。採用動画の役割は、応募を集めることではなく、合う人に応募してもらうことだと考えるほうが、結果的にうまくいきます。

全員に向けて作る

新卒も中途も、事務も現場も、全部に向けた動画は、誰にも刺さりません。

いちばん採りたい人を一人決めてください。その人に向けて作ると、結果的に他の人にも届きます。

台本を読ませる

社員に文章を渡して読んでもらうと、映像は一気に嘘くさくなります。

質問を投げて、その場で答えてもらう形にしてください。言葉に詰まる時間があっても、そのほうが人柄が伝わります。

長すぎる

求職者は、複数の会社を比較しながら見ています。最初の数十秒で「これは自分に関係ある」と思えなければ、最後まで見られません。

伝えたいことが多いなら、1本にまとめず短い動画を複数本に分けるほうが機能します。

どこで見られるかを先に決める

作る前に決めておくべきことです。見る場所によって、適した長さも形も変わります。

使う場所向いている形
採用サイト3分前後。じっくり見てもらえる
求人媒体1分以内。他社と並んで比較される
SNS30秒前後・縦型。音なしで見られる前提
会社説明会長めでも可。補足を口頭でできる

SNSで使うなら、字幕は必須です。音を出さずに見る人が大半のためです。

撮影前に準備しておくこと

撮影日は時間が限られています。当日の品質は、準備でほぼ決まります。

  • 出演者に、当日何を聞かれるかを事前に伝えておく
  • 撮影する場所を片付けておく
  • 映り込んではいけないもの(図面、書類、他社の看板)を確認する
  • 保護具の着用を徹底する
  • 出演者本人から公開の了解を取る

とくに1番目は重要です。その場でいきなり質問されると、誰でも固まります。 質問を先に渡しておけば、自分の言葉で答える準備ができます。

地域の会社に頼む場合

採用動画では、現場での撮影が中心になります。撮影のたびに遠方から来てもらう形だと、交通費と日程調整の負担が毎回発生します。

また、天候や現場の都合で日程が動くことも珍しくありません。近い距離であれば、その調整が楽になります。

弊社は大船渡市を拠点に、撮影機材とドローンを自社で保有しています。三陸沿岸を中心にお伺いしています。

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