
製造業のホームページは、あっても問い合わせにつながっていないケースが多くあります。
原因はほぼ一つです。発注側が見積依頼を出すために必要な情報が、載っていない。
この記事では、加工業・部品製造・金属加工などの会社が、ホームページから見積依頼を受けるために何を載せるべきかを整理します。岩手県内の事業者を想定しています。
まず前提として、製造業の発注側は具体的な条件で検索しています。
「町工場」と検索する人はいません。実際に打ち込まれているのは、こういう語です。
つまり、自社の設備と対応範囲を具体的に書いておけば、それがそのまま検索の入口になります。 逆に「金属加工全般承ります」としか書いていないサイトは、どの検索にも引っかかりません。
発注側が見積を依頼するかどうかは、次の項目が確認できるかで決まります。
切削、旋盤、フライス、板金、溶接、曲げ、プレス、表面処理。できることを具体的に列挙してください。
鉄、ステンレス、アルミ、銅、樹脂。材質で対応可否が分かれるため、発注側は必ず確認します。
加工可能な最大寸法、保証できる公差。ここが書かれていないと、図面を送ってよいか判断できません。
最も重要な項目です。 1個から受けるのか、量産が前提なのか。
試作1個から受ける会社を探している人と、月産1万個を出したい人では、探している相手がまったく違います。書いていないと、どちらの層からも問い合わせが来ません。
機械名、メーカー、台数。専門家が見れば、これだけで何ができる会社かが分かります。
発注側の技術担当は、設備一覧を見て判断します。これは製造業のサイトで最も効くページのひとつです。
標準的な納期、短納期に対応できるか。急ぎの案件を探している発注側にとって、決め手になります。
対応できるCADの形式、メールで送ってよいか、秘密保持契約が必要か。ここが不明だと、最初の一歩が踏み出せません。
文章での説明よりも、実際に作ったものの写真が効きます。
ただし、そのまま載せられない場合がほとんどです。取引先の製品情報にあたるためです。その場合でも、次の形なら載せられることがあります。
| 載せ方 | 例 |
|---|---|
| 材質と加工方法だけ | ステンレス/溶接・研磨 |
| 寸法と精度だけ | φ50×200/公差±0.02 |
| 用途を抽象化 | 産業機械向け部品 |
| 一部を隠して撮影 | 特徴的な形状が分からない角度で |
取引先の許可を取れるものだけを載せるのが原則です。迷ったら確認してください。
製造業では、工場と設備の写真がそのまま信用になります。
とくに検査の場面は載せる価値があります。品質管理をどうしているかは、発注側が必ず気にする点です。
整理整頓された現場の写真は、それだけで「きちんとした会社」という判断材料になります。逆に、雑然とした写真は載せないほうがよいです。
誠実な姿勢のつもりでも、発注側からは何ができるか分からない会社に見えます。具体的な列挙のほうが問い合わせは増えます。
名刺と同じ役割しか果たしません。技術情報がないサイトは、検討の対象になりません。
製造業の発注側は急いでいることが多く、フォームより電話を使います。各ページの見える位置に置いてください。
現場や外出先から検索されることが多い業種です。スマートフォンで表示が崩れるサイトは、その時点で候補から外れます。
製造業も人材確保が課題です。そして求職者は必ず会社のサイトを見ます。
技術情報を充実させたサイトは、実は採用にも効きます。「ここでこういう技術が身につく」が伝わるためです。設備一覧は、技術者にとって魅力そのものです。
最初の3つは、社内にある情報を整理するだけです。ここが揃っているかどうかで、成果はまったく変わります。
弊社は岩手県大船渡市を拠点に、三陸沿岸の企業さまのホームページ制作をお手伝いしています。撮影機材を自社で保有しているため、工場と設備の撮影から一貫して対応できます。
「何を載せればいいか分からない」という段階からご一緒します。ご相談とお見積もりは無料です。
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