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岩手の製造業がホームページから見積依頼を増やす方法

製造業がホームページから見積依頼を増やす方法

製造業のホームページは、あっても問い合わせにつながっていないケースが多くあります。

原因はほぼ一つです。発注側が見積依頼を出すために必要な情報が、載っていない。

この記事では、加工業・部品製造・金属加工などの会社が、ホームページから見積依頼を受けるために何を載せるべきかを整理します。岩手県内の事業者を想定しています。

発注側は「探して」います

まず前提として、製造業の発注側は具体的な条件で検索しています。

「町工場」と検索する人はいません。実際に打ち込まれているのは、こういう語です。

  • 材質+加工方法(例:ステンレス 溶接)
  • 加工方法+対応範囲(例:板金加工 小ロット)
  • 加工方法+地域(例:機械加工 岩手)
  • 設備名(例:レーザー加工機 対応)
  • 困りごと(例:試作 1個から)

つまり、自社の設備と対応範囲を具体的に書いておけば、それがそのまま検索の入口になります。 逆に「金属加工全般承ります」としか書いていないサイトは、どの検索にも引っかかりません。

見積依頼に必要な情報

発注側が見積を依頼するかどうかは、次の項目が確認できるかで決まります。

1. 対応できる加工の種類

切削、旋盤、フライス、板金、溶接、曲げ、プレス、表面処理。できることを具体的に列挙してください。

2. 扱える材質

鉄、ステンレス、アルミ、銅、樹脂。材質で対応可否が分かれるため、発注側は必ず確認します。

3. 対応できるサイズと精度

加工可能な最大寸法、保証できる公差。ここが書かれていないと、図面を送ってよいか判断できません。

4. ロットの範囲

最も重要な項目です。 1個から受けるのか、量産が前提なのか。

試作1個から受ける会社を探している人と、月産1万個を出したい人では、探している相手がまったく違います。書いていないと、どちらの層からも問い合わせが来ません。

5. 保有設備の一覧

機械名、メーカー、台数。専門家が見れば、これだけで何ができる会社かが分かります。

発注側の技術担当は、設備一覧を見て判断します。これは製造業のサイトで最も効くページのひとつです。

6. 納期の目安

標準的な納期、短納期に対応できるか。急ぎの案件を探している発注側にとって、決め手になります。

7. 図面の受け取り方

対応できるCADの形式、メールで送ってよいか、秘密保持契約が必要か。ここが不明だと、最初の一歩が踏み出せません。

加工事例を載せる

文章での説明よりも、実際に作ったものの写真が効きます。

ただし、そのまま載せられない場合がほとんどです。取引先の製品情報にあたるためです。その場合でも、次の形なら載せられることがあります。

載せ方
材質と加工方法だけステンレス/溶接・研磨
寸法と精度だけφ50×200/公差±0.02
用途を抽象化産業機械向け部品
一部を隠して撮影特徴的な形状が分からない角度で

取引先の許可を取れるものだけを載せるのが原則です。迷ったら確認してください。

写真で伝わること

製造業では、工場と設備の写真がそのまま信用になります。

  • 工場内の全景(整理整頓の状態が見えます)
  • 主要な設備
  • 作業の様子
  • 検査の場面

とくに検査の場面は載せる価値があります。品質管理をどうしているかは、発注側が必ず気にする点です。

整理整頓された現場の写真は、それだけで「きちんとした会社」という判断材料になります。逆に、雑然とした写真は載せないほうがよいです。

よくある失敗

「なんでも対応します」と書く

誠実な姿勢のつもりでも、発注側からは何ができるか分からない会社に見えます。具体的な列挙のほうが問い合わせは増えます。

会社概要と沿革だけ

名刺と同じ役割しか果たしません。技術情報がないサイトは、検討の対象になりません。

電話番号が探しにくい

製造業の発注側は急いでいることが多く、フォームより電話を使います。各ページの見える位置に置いてください。

スマートフォンで見づらい

現場や外出先から検索されることが多い業種です。スマートフォンで表示が崩れるサイトは、その時点で候補から外れます。

採用にも効きます

製造業も人材確保が課題です。そして求職者は必ず会社のサイトを見ます。

技術情報を充実させたサイトは、実は採用にも効きます。「ここでこういう技術が身につく」が伝わるためです。設備一覧は、技術者にとって魅力そのものです。

何から手をつけるか

  • 対応できる加工と材質を書き出す
  • 保有設備の一覧をつくる
  • ロットの範囲を明記する
  • 工場と設備の写真を撮る
  • 加工事例を、載せられる形で整理する
  • 電話番号を見える位置に置く

最初の3つは、社内にある情報を整理するだけです。ここが揃っているかどうかで、成果はまったく変わります。

ご相談について

弊社は岩手県大船渡市を拠点に、三陸沿岸の企業さまのホームページ制作をお手伝いしています。撮影機材を自社で保有しているため、工場と設備の撮影から一貫して対応できます。

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