絶対参照と相対参照

◆ 数式コピーの必須知識「$」の使い方

さて関数入門編の最後にして最大の難関「絶対参照と相対参照」です
難しそうに聞こえますがここを乗り越えればあなたのスキルは格段に上がります
これは数式をコピー&ペーストする時に必要になる非常に重要なルールです

◆ ① 数式をコピーすると参照先も「ずれる」

まずスプレッドシートやExcelの便利な機能として
数式が入ったセルをコピーして他のセルに貼り付けると
参照先のセルも自動的に「ずれて」くれるという性質があります
これを「相対参照」と言います

例えばC1セルに「=A1+B1」という数式が入っている時
このC1セルをコピーして下のC2セルに貼り付けると
数式は自動で「=A2+B2」に変わってくれます
これはとても便利な機能ですね

◆ ② 参照先を「ずらしたくない」時に使う絶対参照

しかし時には「ずれてほしくない」時もあります
例えば「すべての商品の本体価格(A列)に同じセル(B1セル)にある消費税率(10%)を掛けたい」という場合です

もしC1セルに「=A1*B1」と入力してC2セルにコピーすると
数式は「=A2*B2」にずれてしまいます
これではB2セルには何もないので計算ができません
C2セルでもC3セルでも消費税率は「B1セル」を参照してほしいですよね

こんな時に使うのが「絶対参照」です
数式を入力する時にずらしたくないセルの住所(B1)を「$B$1」のように「$」(ドルマーク)で囲います
こうするとこの数式をどこにコピーしても参照先は「$B$1」セルから絶対に動かなくなります

◆ 「F4キー」で切り替える

「$」マークはキーボードで「F4」キーを押すことで簡単に入力できます
数式バーでセル番地(B1など)を選んでF4キーを押すたびに
「B1」→「$B$1」→「B$1」→「$B1」→「B1」と切り替わります
数式をコピーする時は「ずれてもいいセル」と「ずれてほしくないセル($を付ける)」を意識することがとても重要です

【用語まとめ】

  • 相対参照(そうたいさんしょう)
    数式をコピーすると貼り付けた場所に合わせて参照先のセルも自動でずれる仕組み 例「A1」
  • 絶対参照(ぜったいさんしょう)
    数式をコピーしても参照先のセルがずれないように固定する仕組み 例「$B$1」
  • $(ドルマーク)
    絶対参照でセルを固定するために使う記号 F4キーで入力できる