誰に届けたいのか? – 最初の「たった一人」の顧客(ペルソナ)を決める

◆ 「すべての人」に向けた発信は「誰にも」届かない

さてゴール設定の最後にして最も重要なレッスンです
それは「あなたが作った商品を一体誰に届けたいのか」を明確にすることです

多くの初心者が「私の商品はすべての人におすすめです」と言ってしまいます
ですが考えてみてください
「皆さんへ」と呼ばれるのと「田中さんへ」と呼ばれるのとでは
どちらがドキッとして自分に向けられたメッセージだと感じるでしょうか

SNSは情報の洪水です
「すべての人」に向けた当たり障りのないメッセージは
誰の心にも刺さらずそのまま流されて消えていくだけなのです

◆ 「ペルソナ」とは?

そこで重要になるのが「ペルソナ」という考え方です
ペルソナとはあなたのビジネスにとっての「理想の顧客たった一人」を
まるで実在する人物かのように詳細に設定した人物像のことです

単なる「30代女性」といったぼんやりしたターゲット層とは違います
その人の名前 年齢 職業 家族構成 趣味
そして何より「どんなことに悩み」「何を望んでいるのか」までを深く掘り下げて設定します

◆ なぜ「たった一人」に絞るのか

「たった一人に絞ったら他のお客さんが来なくなるのでは」と不安に思うかもしれません
でも逆なんです
たった一人に深く刺さるように作られたメッセージだからこそ
その人と同じような悩みを持つ他の多くの人にも「これは私のことだ」と感じてもらえるのです

あなたが発信するすべてのコンテンツは
この「たった一人」のペルソナを喜ばせるためだけに作る
この覚悟がSNSマーケティングでは何よりも重要です

◆ ペルソナの作り方

ペルソナは想像だけで作ってはいけません
あなたがこれまでに出会った実際のお客様や友人
あるいは「こんな人だった頃の過去の自分」を元に作るのが一番リアルです

【悪いターゲット設定の例】
・30代から40代の働く女性
・健康に興味がある人

【良いペルソナ設定の例】
・名前:伊藤さやか(34歳)
・職業:都内のIT企業で働く中間管理職
・悩み:毎日残業で疲れ気味 スキルアップもしたいけど平日は時間がない
・口癖:「最近ちゃんと寝てないな」「何か新しいこと始めたいな」
・SNS:Instagramを寝る前と通勤中にチェックする

どうでしょう
後者の方が「伊藤さやかさん」の顔が思い浮かびませんか
この「さやかさん」に向けて発信するからこそ心に響くメッセージが作れるのです

◆ 第0.5章のまとめ

これでゴール設定は完了です
SNSの「役割」を決め「KGI/KPI」という数字に落とし込み
そして「ペルソナ」というたった一人の届ける相手を決めました
この土台があって初めて次のビジネス戦略が意味を持つのです

【用語まとめ】

  • ペルソナ (Persona)
    あなたのビジネスにとっての「理想の顧客たった一人」を詳細に設定した人物像のこと
  • ターゲット (Target)
    「30代女性」といったペルソナよりもぼんやりとした顧客層のこと