顧客は「モノ」ではなく「価値」にお金を払う – 価値(Value)とは何か
◆ お客様が本当に欲しいものは何か
さて第1章の最後はビジネスの原理原則として最も重要な「価値」についてのお話です
前のレッスンでビジネスの歯車の一つとして「商品」を学びました
そして「お客様はドリルではなく穴が欲しい」という言葉も紹介しましたね
このレッスンではその「穴」つまりお客様が本当にお金を払っている「価値」とは何かを
深く深く掘り下げていきます
ここを理解できるかどうかであなたの商品設計とSNS発信の質が全く変わってきますよ
◆ 「機能」と「ベネフィット」
まず理解すべきなのが「機能」と「ベネフィット」の違いです
・機能(Feature)
これは商品が持っている「特徴」や「スペック」のことです
例:「このカメラは2000万画素です」「この美容液はビタミンC配合です」
・ベネフィット (Benefit)
これはその機能によってお客様が手に入れることができる「理想の未来」や「感情」のことです
D> 例:「(2000万画素だから)子供の表情を鮮明に残せる」
例:「(ビタミンC配合だから)シミの悩みから解放され自信が持てる」
お客様は「機能」が欲しいのではありません
その機能がもたらす「ベネフィット」にお金を払うのです
◆ 2種類の「価値」
ではそのベネフィットつまり「価値」にはどんな種類があるのでしょうか
大きく分けて2つの種類があります
1. 機能的価値(きのうてきかち)
これは「役に立つ」「便利」「お得」といった実用的な価値のことです
例:「このカバンは軽いから肩が凝らない」「この洗剤は汚れがよく落ちる」
これはお客様の「不満」や「悩み」を直接的に解決する価値ですね
2. 情緒的価値(じょうちょてきかち)
これは「楽しい」「かっこいい」「安心する」「誰かに認められる」といった
お客様の「感情」を満たす価値のことです
例:「このブランドの服を着ると自信が持てる」「このカフェにいると落ち着く」
これはお客様の「欲望」や「理想」を叶える価値です
◆ SNSは「情緒的価値」を伝えるのが得意
ここがSNSマーケティングの「本質」に関わってきます
商品のスペックつまり「機能的価値」を伝えるだけならWebサイトやパンフレットでもできます
しかしSNSで本当に伝えるべきなのは
その商品を手に入れたら「どんな素敵な未来が待っているか」という「情緒的価値」なのです
SNSの発信で商品のスペックばかりを語っていませんか
お客様が本当に欲しいのはスペックではなく
その商品を使った後の「理想の未来」と「素晴らしい感情」です
あなたのSNS発信はそれを提供できているか
ぜひ一度見直してみてください
【用語まとめ】
- 価値(Value)
お客様が商品やサービスから得られる「うれしさ」や「問題の解決」のこと - 機能(Feature)
商品が持つ特徴やスペックのこと 例「2000万画素」 - ベネフィット (Benefit)
機能によってもたらされるお客様にとっての「理想の未来」のこと 例「子供の表情を鮮明に残せる」 - 機能的価値(きのうてきかち)
「便利」「お得」など実用的な側面での価値 - 情緒的価値(じょうちょてきかち)
「楽しい」「かっこいい」など感情的な側面での価値