【5-1】コンセプトの5原則 – 「誰の、どんな未来を、どう変えるか」
◆ あなたの「旗」に「キャッチコピー」をつける
さて第5章へようこそ
第4章では市場リサーチを元にあなたの「ポジショニング(独自の旗)」を決定しましたね
「私は〇〇向けの△△専門家です」という戦う場所が決まったと思います
しかしその「旗」が無地のままではお客様は気づいてくれません
この第5章で学ぶ「コンセプトメイク」とは
その旗にお客様が一瞬で「あ 私のことだ」と分かるような
魅力的なキャッチコピー(世界観)を描いていく作業です
◆ コンセプトとは「お客様への究極の約束」
コンセプトと聞くと難しく感じるかもしれませんが
これは単なる「おしゃれなキャッチコピー」のことではありません
コンセプトとはあなたのビジネスが「誰の どんな悩みを どうやって解決し どんな未来に連れて行くのか」を
一言で表した「お客様への究極の約束」のことです
この「約束」が一貫しているからこそお客様はあなたのアカウントを信頼し
「この人の発信をもっと見たい」とフォローボタンを押してくれるのです
◆ 優れたコンセプトを作る「5つの原則」
ではどうすればその「究極の約束」を作れるのでしょうか
優れたコンセプトは基本的に5つの原則(要素)で構成されています
実はこれらの多くは私たちがすでに前の章で学んだことの「組み合わせ」なんですよ
1. 誰の(For Whom)
これはもちろん第0.5章で決めた「ペルソナ」のことですね
「たった一人」のお客様を明確にします
2. どんな未来を(What / Benefit)
これは第1章で学んだ「ベネフィット」や「情緒的価値」のことです
お客様が手に入れたい「理想の未来」を提示します
3. どう変えるか(How)
その未来をどんな「手段」で実現するのかを示します
あなたの商品やサービスの特徴そのものですね
4. なぜあなたか(Why You)
これが第4章で決めた「ポジショニング(独自化)」です
競合ではなくあなたから買うべき「選ばれる理由」ですね
5. なぜ今か(Why Now)
お客様が「今すぐ」行動すべき理由(緊急性やトレンド)です
◆ コンセプトの具体例(企業向け)
この5原則を使って企業向けのコンセプトを作ってみましょう
【悪い例(コンセプトがない)】
「高機能な業務システムを売っています 導入すれば効率化できます」
→ 誰の どんな未来をが曖昧で他のシステムとの違いが分かりません
【良い例(5原則に基づいている)】
「(1. 誰の)バックオフィス業務に追われる中小企業の経営者様へ
(4. なぜあなたか)300社の導入実績を持つ当社の専門チームが
(3. どう変えるか)既存の業務フローを一切変えずに導入できるシステムで
(2. どんな未来を)請求書発行や経費精算の時間を90%削減し 本業に集中できる未来を約束します」
どうでしょう
後者の方が圧倒的に信頼でき「自社のことかも」と思う経営者が現れそうですよね
この5原則を元にあなただけの「コンセプト」を組み立てることが
SNSで一貫した「世界観」を発信する土台となるのです
【用語まとめ】
- コンセプト (Concept)
ビジネスの核となる考え方 「誰の どんな悩みを どう解決し どんな未来へ導くか」を示したお客様への約束 - 世界観(せかいかん)
そのアカウントが持つ独自の雰囲気や一貫したメッセージのこと