SNSを使った競合リサーチ術 – 伸びているアカウントの共通点を探る

◆ 「答え」はすべて市場(SNS)に落ちている

さて前のレッスンでは戦略の土台として3C分析を学びましたね
今回はその中でも特に重要な「競合(Competitor)」のリサーチを
SNSを使って具体的にどう進めていくかを解説します

なぜSNSで競合リサーチをすると良いのでしょうか
それはSNSが「顧客の生の声」と「競合の努力」がすべて可視化されている
まさに「答えの宝庫」だからです
どんな投稿が顧客に響いているのか(いいね・保存)
競合がどんな戦略でファンを集めているのか
それらを分析することであなたの成功確率を格段に上げることができます

◆ ステップ①:あなたの「競合」を見つける

まずリサーチ対象となる競合アカウントを見つけましょう
ポイントは「自分がすごいと思う憧れの人」ではなく
「自分のペルソナ(お客様)がフォローしていそうなアカウント」を探すことです

・見つけ方
第0.5章で決めたペルソナになりきって
InstagramやXの検索窓で彼らが検索しそうなキーワードを入力します
例:「30代 疲れ解消」「時短レシピ」「東京カフェ巡り」

その検索結果で上位に出てくるアカウントや
ペルソナに刺さる発信をしているアカウントを最低でも10個リストアップしましょう
このリストアップした競合のことを「ベンチマーク」と呼びます

◆ ステップ②:「真似る」のではなく「分析」する

ここが一番重要です
競合リサーチは表面的なデザインや投稿を「真似る(パクる)」ことではありません
それでは二番煎じにしかならずあなたの独自性も失われます

重要なのは「なぜ」そのアカウントは伸びているのか
「なぜ」その投稿は顧客に響いているのかという「裏側の共通点」を分析することです

◆ 分析すべき5つの共通点

リストアップした10個のアカウントを並べて以下の5つの共通点を探してみましょう

1. プロフィール(彼らは何者か)
・「誰の」「どんな悩み」を解決するアカウントだと一言で書いてあるか
・顧客がフォローする「理由」が明確に提示されているか

2. 発信の軸(何を語っているか)
・発信のテーマは「一点集中」で絞り込まれているか(例:節約術だけ)
・それとも複数のテーマを扱っているか

3. コンテンツ形式(どう語っているか)
・伸びている投稿の形式は何か
・Instagramならリール動画か 画像か
・Xならテキストだけか 図解を入れているか

4. エンゲージメント(何が響いているか)
・特に「いいね」や「コメント」「保存」が多く集まっている投稿はどれか
・その投稿はペルソナのどんな「悩み」や「欲望」を解決しているか
(ここに顧客の本当のインサイトが隠されています)

5. 導線(どこへ誘導しているか)
・プロフィール欄のリンクはどこに繋がっているか
・公式LINEか メルマガか ECサイトか
(これが競合の「販売」戦略の入り口です)

◆ リサーチは「顧客理解」のためにある

これらの共通点を分析すると
競合が優れている点だけでなく「競合がまだやっていないこと」も見えてきます
そして何より「あなたのペルソナが何に反応し何を求めているか」が深く理解できます

競合リサーチは「顧客理解」のために行うのです
次のレッスンではさらに深く顧客の悩みを掘り下げていきましょう

【用語まとめ】

  • 競合リサーチ(きょうごうリサーチ)
    ライバルとなる企業やアカウントを分析・調査すること
  • ベンチマーク (Benchmark)
    リサーチや分析の対象とする競合アカウントのこと「お手本」や「比較対象」という意味
  • インサイト (Insight)
    顧客自身も気づいていないような「隠れた本音」や「動機」のこと