価値が伝わるネーミングと価格設定の技術

◆ 「何の商品か」を一瞬で伝える

さて第6章 商品設計の最後のレッスンです
前のレッスンではペルソナの悩みを解決する高価値な「フロントエンド商品」の作り方を学びましたね

しかしどんなに素晴らしい商品を作っても
その「名前」が魅力的でなかったり「価格」が価値に見合っていなかったりすると
お客様は手に取ってくれません
このレッスンではお客様に「あ 私が欲しいのはこれだ」と直感的に思わせる
ネーミングと価格設定の技術について解説します

◆ ① ネーミング – 「機能」ではなく「未来」を売る

まずネーミング(名前付け)です
多くの企業がやりがちな失敗は商品が持つ「機能」をそのまま名前にしてしまうことです

【悪い例:機能の名前】
・「中小企業向け業務改善システム Ver.3」
→ これではお客様は「何ができるのか」「私に何のメリットがあるのか」が一瞬で分かりませんよね

良いネーミングとは第1章で学んだ「ベネフィット」
つまり「お客様が手に入れられる理想の未来」が一目で分かる名前です

【良い例:ベネフィットの名前】
・フロントエンド商品:「経営者が本業に集中できる『バックオフィスDX』導入診断(無料)
・バックエンド商品:「請求書業務から解放される『全自動クラウド経理』
→ どうでしょう 後者の方がペルソナである経営者は「おっ」と興味を惹かれますよね
あなたの商品の名前はペルソナが手に入れられる「未来」を表現していますか

◆ ② 価格設定 – 価格は「コスト」ではなく「価値」で決める

次に価格設定です
価格を決めるとき多くの人は「原価がいくらかかったから価格はいくらにしよう」という
「コストベース」で考えてしまいます
しかしお客様はあなたの原価になど一切興味はありません
お客様が気にするのは「その商品が自分の悩みを解決してくれるか」だけです

つまり価格とは「あなたが提供する価値(ベネフィット)」に基づいて決めるべきなのです
これを「価値ベース(バリューベース)」の価格設定と呼びます

【価格設定の考え方】
例えばあなたのバックエンド商品(業務改善システム)を導入すれば
ペルソナである経営者は「月100万円の人件費(経理担当者)を削減できる」とします
その場合あなたの商品は「月100万円の価値」を提供していることになります
それならば商品の価格が「月額50万円」だったとしても
お客様にとっては「50万円のコスト削減」になるので喜んで買ってくれるわけです

◆ 商品ラインナップ全体で考える

前のレッスンで学んだようにSNSマーケティングでは「商品ラインナップ」全体で戦略を考えます
・フロントエンド(例:お役立ち資料)は「無料」または「低価格」にして「信頼」を得る
・バックエンド(例:本命システム)は「高価格」にして「高い価値」を提供し利益を出す

あなたの商品のネーミングと価格は
第5章で決めた「コンセプト」と一貫性があり
ペルソナに「その価値がある」と納得してもらえるものになっているか
ぜひこの機会に見直してみてください

【用語まとめ】

  • ネーミング (Naming)
    商品やサービスに名前を付けること
  • 価格設定(かかくせってい)
    商品やサービスの価格を決めること
  • コストベース (Cost-based)
    商品の原価やコストを基準に価格を決める方法
  • 価値ベース (Value-based)
    お客様が感じる「価値(ベネフィット)」を基準に価格を決める方法