顧客の育成段階に合わせたコンテンツの作り分け(認知・興味・比較)

◆ あなたの発信は「誰」に届いていますか

さて第8章へようこそ
第7章までにあなたの「戦略(旗)」も「商品(信頼の階段)」も「仕組み(自動化の脚本)」も
すべてが設計図として完成しましたね

この第8章は設計図を元にいよいよ「SNS発信(コンテンツ)」という家を建てる家を建てる作業に入ります
SNSアカウントという「お店」を開店しお客様を呼び込む「集客」のフェーズです

多くの企業担当者がここで「毎日何を投稿すればいいか分からない」と悩み
結局「新商品の宣伝」や「会社のイベント報告」ばかりを発信してしまいます
しかしそれではお客様は集まりません なぜでしょうか

◆ お客様の「心理状態」は3段階ある

その理由は第7章で学んだ「ファネル」に関係しています
お客様はあなたの会社(商品)に対する「心理的な距離感」によって
大きく3つのグループに分かれます

1. 認知(Awareness)
 あなたの会社をまだ知らない「潜在顧客」です
 SNSのタイムラインをなんとなく眺めている状態ですね

2. 興味・教育(Interest)
 あなたの会社を「フォロー」し発信に興味を持っている「見込み客(フォロワー)」です

3. 比較・行動(Action)
 あなたの会社を「信頼」し商品(FE商品など)の購入を検討している「濃い見込み客」です

この3者に対して同じ「商品の宣伝」をしても響かないのは当たり前ですよね
SNSの投稿とはこの3つのグループそれぞれに向けた「メッセージを正しく作り分ける」作業なのです

◆ ① 「認知」のためのコンテンツ

・目的:まだあなたを知らない人に「発見」してもらい「おっ」と足を止めてもらうこと
・ターゲット:潜在顧客
・内容:ペルソナの「悩み」や「欲望」に直結する「役立つノウハウ」や「共感できる話」
・ポイント:ここでは絶対に売り込んではいけません「役立つ専門家」として認知してもらうことがゴールです

【BtoBシステム会社の場合】
 × 悪い例:「当社の新システム発売!」(売り込み)
 ○ 良い例:「【保存版】Excelの請求書発行でやりがちな時間の無駄ワースト3」(ノウハウ)

◆ ② 「興味・教育」のためのコンテンツ

・目的:フォロワーとの「信頼関係」を築き「この会社は本物だ」と思ってもらうこと
・ターゲット:フォロワー(見込み客)
・内容:あなたの「専門性」や「価値観」が伝わる少し深い話 成功事例や失敗談
・ポイント:「認知」の投稿よりも一歩踏み込みあなたの「独自性(ポジショニング)」を伝えます

【BtoBシステム会社の場合】
 ○ 良い例:「なぜ日本の中小企業DXは9割失敗するのか? 300社支援して見えた共通点」(専門性)
 ○ 良い例:「導入事例:A社がたった3ヶ月で経理業務を50%削減した方法」(実績)

◆ ③ 「行動」のためのコンテンツ

・目的:信頼してくれた見込み客を次のステップ(仕組み)へ「誘導」すること
・ターゲット:濃い見込み客
・内容:第6章で設計した「フロントエンド商品」の魅力的な紹介
・ポイント:これは明確な「売り込み(CTA)」の投稿です

【BtoBシステム会社の場合】
 ○ 良い例:「あなたの会社の『業務ムダ』を5分で診断!『業務フロー改善チェックリスト』をプロフィールリンクから無料配布中

◆ 3つのコンテンツをバランス良く発信する

「認知」「教育」「行動」
この3つのコンテンツをバランス良く(例えば 7:2:1 の割合で)発信し続けることで
新しいお客様に見つけてもらいながら(認知)
既存のフォロワーをファンに育て(教育)
そして確実に「仕組み(LINEやメルマガ)」へと誘導する(行動)
というSNS集客の強力なエコシステムが完成するのです

【用語まとめ】

  • コンテンツ (Contents)
    SNSで発信する投稿(テキスト 画像 動画など)そのもののこと
  • 潜在顧客(せんざいこきゃく)
    まだあなたのことを知らないが将来顧客になる可能性のある人々
  • CTA (Call to Action)
    行動喚起 お客様に「リンクをクリックして」や「保存して」など次の行動を促すこと