継続は力なり – コンテンツを生み出し続ける思考法とネタ探しの技術

◆ 戦略が良くても「発信」が止まれば忘れられる

さて第8章 集客の最後のレッスンです
これまでに3種類のコンテンツ(認知・教育・行動)を作り分け
それらを仕組み(LINEなど)へ誘導する方法を学びましたね

しかしどんなに素晴らしい戦略の設計図を描いたとしても
SNSアカウントという「お店」を開店し「発信」を続けなければ
お客様に「発見」してもらうことはできません
SNSは情報の流れが非常に速い場所です 一度発信が止まればすぐに忘れられてしまいます

多くのSNS担当者様がここで「毎日何を投稿すればいいか分からない」という
「ネタ切れ」の壁にぶつかって挫折してしまいます
このレッスンではその壁を乗り越え継続的に発信し続けるための思考法と技術を解説します

◆ 「ネタ切れ」が起こる本当の理由

ネタ切れが起こる本当の理由は「発信するネタがない」からではありません
それはあなたが「ペルソナ(お客様)」のことを忘れて
「自分目線」で完璧な投稿をゼロから作ろうとしているからです

答えはいつもあなたの頭の中ではなく「お客様の悩み」の中にあります
あなたの「発信の軸」と「ペルソナ」に立ち返ればネタは無限に見つかります

◆ ① お客様の「悩み」を無限のネタにする

第0.5章と第3章で作成したワークシートを思い出してください
あなたのペルソナが抱える「悩み(Pain)」と「欲望(Gain)」
これら一つ一つがすべて投稿のネタになります

【BtoBシステム会社の場合】
・ペルソナの悩み:「請求書発行に時間がかかりすぎる」
発信ネタの例
→「なぜあなたの請求書発行は時間がかかるのか? 3つの原因」
→「請求書発行でやりがちなミス ワースト5」
→「【Excel術】請求書発行を5分短縮するVLOOKUP関数の使い方」
→「手作業での請求書発行を放置する経営上のリスクとは」

どうでしょう
ペルソナの一つの悩みを深掘りするだけでこれだけの「役立つノウハウ(認知コンテンツ)」が生まれます

◆ ② 1つの「核」を「10」のコンテンツに変える

次に「コンテンツリパーパス(再利用)」という技術を紹介します
これは一つの「核となるコンテンツ」(例:一つの成功事例)を
様々な切り口や形式に変えて何度も発信するテクニックです
一度作ったコンテンツを使い回すことで作成の労力を大幅に削減できます

【BtoBシステム会社の場合】
・核コンテンツ:「A社が経理業務を50%削減した成功事例」
発信ネタの例
1. Instagramリール:「A社が業務削減できた理由を15秒で解説」
2. Instagram画像投稿:「成功事例を5枚の図解で徹底解説」
3. X(Twitter):「A社の担当者が語った導入前の『一番の悩み』とは」
4. ブログ記事:「【導入事例】A社はいかにしてDXを成功させたのか(全文インタビュー)」

このように一つのネタでも切り口を変えれば全く別の価値あるコンテンツとして何度も届けられます

◆ ③ 発信を「仕組み化」する

最後に「毎日何を発信しよう」と悩まないための仕組み作りです
コンテンツカレンダーを作る:事前に1ヶ月分の投稿スケジュール(月曜はノウハウ 火曜は事例など)を決めておく
バッチ作成(まとめ作り):「ネタを考える日」「原稿を書く日」「画像を作る日」を固めて作業する
予約投稿を活用する:完成した投稿はSNSの予約投稿機能でセットしておく

完璧な1本の投稿を目指すより60点の投稿でも良いので「発信を止めない」こと
ペルソナの悩みに寄り添うという「軸」さえブレなければ
あなたの発信は必ずお客様に届き「信頼」という資産に変わっていきます

【用語まとめ】

  • ネタ切れ(ねたぎれ)
    発信する内容のアイデアが尽きてしまうこと
  • コンテンツリパーパス (Content Repurposing)
    一つのコンテンツを異なる形式(ブログ→動画など)や切り口で再利用すること
  • コンテンツカレンダー (Content Calendar)
    いつ どのSNSで どんな内容を発信するかを管理するスケジュール表
  • バッチ作成 (Batch Creation)
    同じ種類の作業(原稿執筆や画像作成など)を一度にまとめて行う効率化の手法